BUSINESS

橋梁

橋梁設計(予備、詳細)

予備設計

橋梁予備設計は、設計の条件となる現況の地形・地質・交通量による荷重条件、河川または道路などを横過する交差条件を整理し、橋長や径間長を決める計画をします。複数の橋梁形式を抽出し、構造特性・経済性・施工性・景観性・維持管理性などの観点から一次比較、二次比較検討を行い、架橋位置に最適な橋梁形式を選定することを目的としています。

詳細設計

橋梁詳細設計は、予備設計で選定された橋梁形式に対して、上部構造(桁・床版など)、連結部構造(支承部)、下部構造(橋台、橋脚、基礎)、付属施設(防護柵・照明・排水工)の各種解析や耐震設計を行い、橋の安全性や耐久性を確保します。実際の施工に必要となる設計図書(構造計算、設計図、数量、施工計画)を作成することを目的としています。

事例

【事例】川口橋詳細設計業務/新潟県

一級河川魚野川を渡河する橋梁の詳細設計を行いました。橋長は約220mで橋梁形式は4径間連続鋼箱桁を採用しています。
本橋梁は、左右岸の現道に接続する必要があったことから、橋梁内に斜角、幅員の拡幅、曲線が含まれており、さらに上部工の構造高を極限まで低くする必要がありました。特に曲線部の1径間は、最も桁高を低くする必要があり、他径間は3主桁の所を4主桁に変化させて計画しました。写真でもわかりますが、一般の橋と比べると上部工が薄いと感じると思います。

橋梁補修(更新)設計・耐震補強設計

補修(更新)設計

橋梁補修設計では、耐久性回復などの予防保全の他に、損傷が著しい橋梁や性能が低い橋梁に対して、耐荷性能の回復・向上や構造系変更等を目的とした更新設計を行います。既設橋の現況耐荷力や損傷状況、問題点を把握して、必要な箇所の部分更新や上部工連続化などを図り、長期的な橋梁性能と利用者の安全性を確保します。

耐震補強設計

大規模地震が生じた際でも、避難路等の道路ネットワーク機能が確保されるよう、橋梁の耐震性能を向上させるための耐震補強設計を行います。地震動による破壊形態など、様々な検討を実施して既設橋の耐震性能を解析・評価し、最適な補強方法および工法を選定します。これにより、地震時の被害を低減し、橋梁の長期的な運用を支えます。

事例

国道113号入水沢側道橋補修設計業務/国土交通省

上部構造の腐食損傷が激しく、耐荷性能が低下した入水沢側道橋の上部工更新を行う補修設計です。(5径間単純H形ゲルバー橋)
H桁の連続化と構造系変更により、耐荷力を回復・向上させると共に、桁形状を単純にして劣化因子の滞留を除去し、腐食要因を解消しました。これにより、長期的な橋梁性能と利用者の安全性が確保されました。

溝橋診断

溝橋の診断は、定期的に橋の構造や材料の状態を評価し、損傷や劣化の兆候を早期に発見するプロセスであり、これにより必要な修繕や補強を計画し、安全な通行を確保するための重要な手段です。

事例

北陸地方整備局管内溝橋診断等業務/北陸技術事務所

北陸地方整備局(新潟県、富山県、石川県の直轄国道)が管理する溝橋(橋長2m以上、土被り1m未満のボックスカルバート)について、別途実施する点検結果に基づき損傷状況を把握し、性能を評価して診断を行うものです。
比較的皆さんが利用する道路です。目に見えにくい構造物の健全性を丁寧に確認し、次世代へ安心をつなぐための業務に取り組んでいます。